導入事例

住民健診システム

神奈川県鎌倉市 様

住民健診システム「HELSMEK」で健診制度をバックアップ

健康福祉部 市民健康課 石黒保健師へのインタビュー

健診制度の充実をめざしていた鎌倉市様

鎌倉市では、昔から市民の健康の維持・増進のための健診制度の充実に取り組んでいたが、健診受診率の伸び悩み、健診後の保健指導や結果の活用、制度運用の効率化など、いくつかの課題を抱えていた。
例えば、『受診券』の送付について、以前はハガキ形式で送付していたが、個人情報保護の観点や、市民からの要望もあり、送付媒体を封書へ変更し、またその際、受診行動に結びつくようなメッセージも同封することを検討していた。
また、健診については「受診すればいい」のではなく、その結果から自らの生活習慣を振り返り、改善に結びつけることが第一の目的であるにもかかわらず、施策として具体的なものがなく、「やりっぱなし」と評されていたことも問題であった。
鎌倉市役所 健康福祉部 市民健康課の石黒保健師は、「受診券の送付スタイルを変えるのはもちろん、健診を受けた後、人間ドックのように自分の経年変化を確認し、"このままではまずい"と意識することができるような、個別の健診結果を作りたい」と考えていた。

豊富な医療関連ソリューションの実績が導入の決め手に

そんな時に、別の業務で指導を仰いでいた公衆衛生専門の先生からNTTテクノクロスを紹介して頂く。「当時は、情報セキュリティーの観点から、このような業務を外部委託にすることは、一切認められておらず、内部の調整は茨の道でした。NTTテクノクロスも含め市の情報システム化を担当する課と何度も協議を重ね、最も安全で確実な方法により、電子データ(情報)の授受を行うことができました。」と語る。
NTTテクノクロスでは、過去に大学病院の公衆衛生の専門家や医療機関などと協力して医療関連ソリューションを構築してきたが、それが鎌倉市に伝わり、住民健診システム「HELSMEK」の導入のきっかけとなった。

鎌倉市仕様にカスタマイズで要望を反映

導入においては、"鎌倉市仕様"にカスタマイズしていく作業が中心となったが、この過程において、NTTテクノクロスの技術力だけでなく、一つ一つのニーズを真剣に聞き、一緒に作りあげていくという姿勢が評価された。「『受診券シールに受診期間や料金などのテキスト情報も載せたい』『病院や健診機関と受診者の関係だけではなく、市が住民に伝えたいメッセージ文の作成したい』など、これまでのシステム仕様外の難しい要望を伝えても、NTTテクノクロスは、まず耳を傾けてくれ、どうすれば実現できるかを一緒に考えトライしてくれる姿勢があり、信頼できると思いました。」と石黒保健師は語る。

【鎌倉市様の運用イメージ】

導入後のアフターケアも

このような経緯の中、2006年に鎌倉市での導入・稼働が始まった。しかし、導入して終わりという訳ではなく、その後もNTTテクノクロスは、鎌倉市の要望に応えるシステムをめざして改良を重ねていく。例えば健診結果報告書のアドバイス文のロジックを一から作り上げ、食生活や運動習慣の改善が必要な人には、その要点を記載するなど、市民一人ひとりにあったメッセージを掲載できるようカスタマイズしていった。

2008年度から医療保険者に対して、「特定健康診査」や「特定保健指導」などが義務化されているが、鎌倉市とNTTテクノクロスの取り組みは、その先駆者的な"モデルケース"としても注目されている。

法改正に準拠したシステムを提供するのは大前提だが、同様に大切なのが、『生活習慣を変えよう』という意識が市民一人一人に自然に芽生える仕組みを作っていくことである。携帯メールやSNSなど、身近なICTを上手に活用するのもひとつの方法であろう。これらを含め、NTTテクノクロスは専門的な立場から、地域一体型のサポート体制が図れる提案をしていきたい。

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